帰化申請のインタビュー(面談)

 帰化申請時には、法務局担当者から本人の状況や申請内容についてインタビュー(面談)があります。特に、緊張する事はありませんので、聞かれたことを事実通り話しをすれば大丈夫です。都合の悪い事、知られたくないことを隠したり、嘘を吐いたりすることは厳禁です。たった一つの嘘で不許可になる事もあり得ます。

 以下のような質問が法務局担当者からなされます。当日の緊張を和らげるためにも、事前に回答を練習しておきましょう。基本的には、申請内容について、過去、現在、これからの予定などについて聞かれます。自分自身のことですので難しい質問はありませんが、法務局担当者は総じて早口です。日本語が理解できなかったり聞き取れなかったりした場合は、しっかりと理解できるまで聞き直しましょう

【婚姻について】

  • 結婚の経緯
  • 現在の婚姻状況
  • 離婚歴あれば元配偶者について

【仕事】

  • 過去の就業について
  • 現在の就業について
  • 給料
  • 業務内容
  • 保険加入状況について
  • 配偶者の就業状況について 給料 勤続年数等

【住居について】

  • 現住所について いつから住んでいるのか等
  • 引っ越し歴
  • 住宅ローン 金額 支払い期限
  • 不動産所有 名義人等

【運転歴】

  • 過去の交通違反

【犯罪歴】

  • 過去の犯罪歴について
  • 犯罪歴があれば、その内容、状況など

【破産宣告】

  • 破産宣告の有無について

【親族】

  • 親族の仕事、住居、現在の交流状況、連絡頻度 など

【渡航歴】

  • 来日目的
  • 過去の渡航歴
  • 現在の渡航歴
  • 過去の帰省頻度
  • これからの渡航予定

【現在の生活状況全般、今後の予定】

  • 旅行の予定
  • 帰省の予定
  • 引っ越しの予定
  • 大きい不動産購入予定
  • 転職の予定 など

 法務局インタビューの代表的な質問事項を挙げてみましたが、もうお気付きのように、基本的には、帰化申請として提出した資料の再確認事項が多いです。

 したがって、弊所にご依頼いただいた場合は、すでに弊所から同様の、いや、その10倍以上の質問がされており、面接への準備が出来上がった状態となります。弊所に回答していただいた通りにインタビューでも回答すれば問題ありません。くれぐれも、その場を取り繕うための嘘は厳禁です。知らないことは、知らない、曖昧なことは、記憶が曖昧です、としっかり答えましょう。